2011年 05月 28日
格子を巡る。 |
ki-bako・in栃木会議に行ってきました。
東日本大震災で被災、放射能問題も予断を許さない
環境の宇都宮、那須方面はいまだブルーシートが棟に覆われたままの
屋根があちこちで見受けられました。
瓦も職人サンも圧倒的に足らず修復はいつになるのやら見当がつかない
ということらしい。
瓦が売れず疲弊している石見瓦業界が何かできる事は無いのだろうかと
地域ギャップを感じる一面です。
あの益子焼の窯のほとんどが崩壊したり大谷石業界も大きな被害を受けているという事です。
それぞれの業界がそれぞれ甚大な被害を受けこれからボディブローのように
ジワジワと効いてきてそれはいつ収まるのか判らないというのが現実のようです。
ただただそのお話を聴くことしか術がありませんでした。
今回ki-bako栃木メンバー吉田工務店社長の吉田さんのご案内で震度6強を被災した
フォルクスAや吉田さんが以前から注力している免震住宅を見学させていただきました。
免震住宅はこの地震に有効に機能し、建物にいささかのダメージも見受けられず
住んでいた方も揺れをほとんど感じずに済んだということです。
地震のメカニズム、それに呼応する免震の考え方についての話に吉田さんの建築学の見識
の深さに大いに感じ入ったのでした。
道中、隈研吾の馬頭広重美術館、中禅寺湖畔に静かに佇む
A・レーモンド設計の旧イタリア大使別荘を
見学できました。
和格子で建物全体を覆った作品は作られた時代こそ違うもののどちらも斬新な
格子使いのディティールでモダンな印象を持ちます。
方や細い直線の竪格子、一方は杉皮の市松格子・・・。
吉田さんのモデルハウスは街並を見下ろす高台に建てられた渾身の作品です。
曰く宇都宮の落水荘をイメージしたのだそうです。
流石、契約の取れるプラン作りの名手吉田さんらしいプランです。
そのモデルハウスでki-bakoの現状これからについて各社の取り組みを発表しあい
会議は遅くまで行われたのでした。
東日本大震災で被災、放射能問題も予断を許さない
環境の宇都宮、那須方面はいまだブルーシートが棟に覆われたままの
屋根があちこちで見受けられました。
瓦も職人サンも圧倒的に足らず修復はいつになるのやら見当がつかない
ということらしい。
瓦が売れず疲弊している石見瓦業界が何かできる事は無いのだろうかと
地域ギャップを感じる一面です。
あの益子焼の窯のほとんどが崩壊したり大谷石業界も大きな被害を受けているという事です。
それぞれの業界がそれぞれ甚大な被害を受けこれからボディブローのように
ジワジワと効いてきてそれはいつ収まるのか判らないというのが現実のようです。
ただただそのお話を聴くことしか術がありませんでした。
今回ki-bako栃木メンバー吉田工務店社長の吉田さんのご案内で震度6強を被災した
フォルクスAや吉田さんが以前から注力している免震住宅を見学させていただきました。
免震住宅はこの地震に有効に機能し、建物にいささかのダメージも見受けられず
住んでいた方も揺れをほとんど感じずに済んだということです。
地震のメカニズム、それに呼応する免震の考え方についての話に吉田さんの建築学の見識
の深さに大いに感じ入ったのでした。
道中、隈研吾の馬頭広重美術館、中禅寺湖畔に静かに佇む
A・レーモンド設計の旧イタリア大使別荘を
見学できました。
和格子で建物全体を覆った作品は作られた時代こそ違うもののどちらも斬新な
格子使いのディティールでモダンな印象を持ちます。
方や細い直線の竪格子、一方は杉皮の市松格子・・・。
吉田さんのモデルハウスは街並を見下ろす高台に建てられた渾身の作品です。
曰く宇都宮の落水荘をイメージしたのだそうです。
流石、契約の取れるプラン作りの名手吉田さんらしいプランです。
そのモデルハウスでki-bakoの現状これからについて各社の取り組みを発表しあい
会議は遅くまで行われたのでした。
by rinken-style
| 2011-05-28 20:45
| 建築・家具・インテリア