2007年 11月 06日
イタ家 |
イタリアデザインの家のことではない。
中野香織サンの新聞コラム「モードの方程式」が
面白くて欠かさず読んでいる。
中野さんは服飾史家という肩書きだが流石、東大出の才媛だけあって
ファッションを切り口にあらゆるジャンルに軽妙洒脱、かつシニカルに
論点を展開していく。小気味良くて好きなコラムニストだ。
先日の記事は「セーターの呪い」というタイトルで
恋人から貰った手編みのセーターは
着るべきか否か悩ましい・・・・
というようなことが書かれていた。
「束縛されているようで怖い」、「手作りのものは痛い」というのだそうな。
職人の創る一点モノには抵抗無くて彼女の手編みはチョットね・・・
ということらしい。
秋葉原周辺でアニメキャラをクルマにペイントして走ってる
「痛車(イタシャ)」のオーナーの心意気は
痛い自分を誇るという非常に進んだ(?)感性なのだそうで、そうこうすると
彼女の手作りを着る痛い自分を自虐的に誇る日本発モードの
「痛服(イタフク)」というジャンルがあらわれそうだと皮肉ってます。
もしかすると、建築ジャンルでもそのうちに手作りの痛い家に自虐的に住む
「痛家(イタイエ)」というのが流行するのかもしれない。
寒くても湿気ても我慢しながら打ち放しコンクリートの家に住むことが
先鋭でオシャレだと敬意を捧げられているニッポンの建築事情ですから・・・。
中野香織サンの新聞コラム「モードの方程式」が
面白くて欠かさず読んでいる。
中野さんは服飾史家という肩書きだが流石、東大出の才媛だけあって
ファッションを切り口にあらゆるジャンルに軽妙洒脱、かつシニカルに
論点を展開していく。小気味良くて好きなコラムニストだ。
先日の記事は「セーターの呪い」というタイトルで
恋人から貰った手編みのセーターは
着るべきか否か悩ましい・・・・
というようなことが書かれていた。
「束縛されているようで怖い」、「手作りのものは痛い」というのだそうな。
職人の創る一点モノには抵抗無くて彼女の手編みはチョットね・・・
ということらしい。
秋葉原周辺でアニメキャラをクルマにペイントして走ってる
「痛車(イタシャ)」のオーナーの心意気は
痛い自分を誇るという非常に進んだ(?)感性なのだそうで、そうこうすると
彼女の手作りを着る痛い自分を自虐的に誇る日本発モードの
「痛服(イタフク)」というジャンルがあらわれそうだと皮肉ってます。
もしかすると、建築ジャンルでもそのうちに手作りの痛い家に自虐的に住む
「痛家(イタイエ)」というのが流行するのかもしれない。
寒くても湿気ても我慢しながら打ち放しコンクリートの家に住むことが
先鋭でオシャレだと敬意を捧げられているニッポンの建築事情ですから・・・。
by rinken-style
| 2007-11-06 16:53
| 雑記