2011年 03月 25日
益田市役所庁舎 |
60~70年代モダニズム建築の色濃い益田市役所庁舎は
四角い外観に中庭を配した地方都市のどこにでもありそうな
アノニマスな建物です。
IT全盛の時代(いま)では配線や省エネルギーの問題で
効率や使い勝手の悪い建物として筆頭に挙げられてしまうのだろう。
ところがゆっくり中を歩いて見ると時代を感じさせる階段手摺や整然と並ぶ
スチールサッシュの羅列が意外に新鮮なデザインとして感じられる。
(実は僕はスチールサッシュの堅牢さ、ラギッドデザインに並々ならぬ
恋慕を抱いているのです。)
中庭から入り込む柔らかな春の光の下で仕事にせっせと打ち込む職員さんの姿のなんとも
神々しい事。
何も右倣えの流行のガラス箱のような庁舎に建替えなくとも耐震改修をしっかりと考え
(職員減数を言うならば減築耐震改修という手法もありなのではないか?)
エネルギーの事やIT環境を含め大規模なリノベーション・コンバージョンを施せば
それはそれで先進的で素敵なワークステーションオフィスになり得るんじゃないだろうか
と思ったものです。
エコバウの先進地オランダやドイツではそんな手法が既に当たり前のように
なされ古い建物に新しい血が注がれ素敵に生まれ変わっています。
既成の思考や志向を零点に戻しあらゆる可能性を醸成する機運が生まれなくては
ならない時が今来たのだと思います。
ま、対費用効果とか効率とかアメニティとかいった行政用語で武装された
答申とやらで門前払いされてしまうんでしょうけどネ・・・。たぶん。
(情熱と叡智を注げば)古い皮袋でも新しい酒は醸せる?んだけど。
四角い外観に中庭を配した地方都市のどこにでもありそうな
アノニマスな建物です。
IT全盛の時代(いま)では配線や省エネルギーの問題で
効率や使い勝手の悪い建物として筆頭に挙げられてしまうのだろう。
ところがゆっくり中を歩いて見ると時代を感じさせる階段手摺や整然と並ぶ
スチールサッシュの羅列が意外に新鮮なデザインとして感じられる。
(実は僕はスチールサッシュの堅牢さ、ラギッドデザインに並々ならぬ
恋慕を抱いているのです。)
中庭から入り込む柔らかな春の光の下で仕事にせっせと打ち込む職員さんの姿のなんとも
神々しい事。
何も右倣えの流行のガラス箱のような庁舎に建替えなくとも耐震改修をしっかりと考え
(職員減数を言うならば減築耐震改修という手法もありなのではないか?)
エネルギーの事やIT環境を含め大規模なリノベーション・コンバージョンを施せば
それはそれで先進的で素敵なワークステーションオフィスになり得るんじゃないだろうか
と思ったものです。
エコバウの先進地オランダやドイツではそんな手法が既に当たり前のように
なされ古い建物に新しい血が注がれ素敵に生まれ変わっています。
既成の思考や志向を零点に戻しあらゆる可能性を醸成する機運が生まれなくては
ならない時が今来たのだと思います。
ま、対費用効果とか効率とかアメニティとかいった行政用語で武装された
答申とやらで門前払いされてしまうんでしょうけどネ・・・。たぶん。
(情熱と叡智を注げば)古い皮袋でも新しい酒は醸せる?んだけど。
by rinken-style
| 2011-03-25 17:17
| 建築・家具・インテリア