2012年 01月 19日
登り窯探訪Ⅱ |
旧萩藩のもう一つの由緒ある御用窯・坂窯を訪ねる機会を与えていただいた。
三輪窯当主の三輪和彦さんのご案内によるもので貴重な体験をさせていただいたのだ。
現在の十三代・坂高麗左衛門は昨年襲名された女性の当主なのである。
竹箒で掃かれた足跡一つないアプローチをなんだか申し訳ない思いをしながら
そろりそろりと歩んで門をくぐりやっとお宅にたどり着いた。
客室に通され、窯の由来を拝聴しながら先代の焼かれたお茶椀で結構な一服を戴いた。
なにしろ無作法な身故、お菓子の食べ頃、茶器の廻し方…等・・とにかく緊張の連続である。
緊張のあまり椀をクルクルと廻し過ぎてしまった。<オマエ皿回しかっ!
そんなこんなで、早速今回の訪問の目的である登り窯を見学させていただいた。
明治の中期に再築されたという窯は覆われている雨囲いの屋根や雨落とし、煙出しの煙突等
パティーナの世界だ。


時間の紡ぐ世界にしばし茫然と立ち尽くした。
広大な敷地の中には庭、池、お茶室、邸、仕事場が上手く配置され清廉な空気感の漂う
山里の環境とあいまって日頃の忙しさに身を感けている者としては身の引き締まるひと時だった。
三輪窯当主の三輪和彦さんのご案内によるもので貴重な体験をさせていただいたのだ。
現在の十三代・坂高麗左衛門は昨年襲名された女性の当主なのである。
竹箒で掃かれた足跡一つないアプローチをなんだか申し訳ない思いをしながら
そろりそろりと歩んで門をくぐりやっとお宅にたどり着いた。

客室に通され、窯の由来を拝聴しながら先代の焼かれたお茶椀で結構な一服を戴いた。
なにしろ無作法な身故、お菓子の食べ頃、茶器の廻し方…等・・とにかく緊張の連続である。
緊張のあまり椀をクルクルと廻し過ぎてしまった。<オマエ皿回しかっ!
そんなこんなで、早速今回の訪問の目的である登り窯を見学させていただいた。
明治の中期に再築されたという窯は覆われている雨囲いの屋根や雨落とし、煙出しの煙突等
パティーナの世界だ。



時間の紡ぐ世界にしばし茫然と立ち尽くした。
広大な敷地の中には庭、池、お茶室、邸、仕事場が上手く配置され清廉な空気感の漂う
山里の環境とあいまって日頃の忙しさに身を感けている者としては身の引き締まるひと時だった。
by rinken-style
| 2012-01-19 10:07
| 建築・家具・インテリア