2015年 09月 02日
和の庭、萩・不走庵 |
先日の台風の被害調査で萩の名窯・三輪窯「不走庵」にお邪魔しました。
(収蔵庫兼ギャラリー「MIWAGAMAⅡ」をリンケンで工事させていただきました。)
調査後、庭を臨む母屋の縁側に腰掛けて一服のお茶を頂戴しました。
庵主の御父上、人間国宝11代三輪休雪(寿雪)氏が創りあげた「鬼萩」と
呼ばれる手法の三輪窯伝承のダイナミックな白釉のお茶碗です。
一見重そうに感じられますが掌に包むと柔らかな感触がしっとりと馴染みます。
無作法の身ではありますがとても美味しくいただきました。
京都の名工がすべてを手がけたと言われる母屋、茶室、離れ、そして古い土蔵、池、
苔生す庭、登り窯の有る裏山・・・
すべてが相俟って不走庵の静謐な世界を作り上げています。
相も変わらず右往左往、忙しない日々を送っている身にはこの空気感は
いつしかささくれ立った気持ちを穏やかにさせてくれます。
先般の直島での民家改修プロジェクトでは古い庭を苔庭に蘇らせました。
庵主はそんな庭のあれこれの話にも時間を割いてくださいました。
苔のお手入れの大変さやそれでも伝統を次世代に繋いで行く使命感を静かに
語っていただきました。
涼しくなったとはいえ残暑を感じる日でしたが
和の庭を眺めながら一服のお茶を頂き、しばし幸福感に浸ることのできた一日でした。



MIWAGAMAⅡの外壁、只管に製材端材を積み上げた日のことが思い起こされます。
(収蔵庫兼ギャラリー「MIWAGAMAⅡ」をリンケンで工事させていただきました。)
調査後、庭を臨む母屋の縁側に腰掛けて一服のお茶を頂戴しました。
庵主の御父上、人間国宝11代三輪休雪(寿雪)氏が創りあげた「鬼萩」と
呼ばれる手法の三輪窯伝承のダイナミックな白釉のお茶碗です。

一見重そうに感じられますが掌に包むと柔らかな感触がしっとりと馴染みます。
無作法の身ではありますがとても美味しくいただきました。
京都の名工がすべてを手がけたと言われる母屋、茶室、離れ、そして古い土蔵、池、
苔生す庭、登り窯の有る裏山・・・

すべてが相俟って不走庵の静謐な世界を作り上げています。
相も変わらず右往左往、忙しない日々を送っている身にはこの空気感は
いつしかささくれ立った気持ちを穏やかにさせてくれます。
先般の直島での民家改修プロジェクトでは古い庭を苔庭に蘇らせました。
庵主はそんな庭のあれこれの話にも時間を割いてくださいました。
苔のお手入れの大変さやそれでも伝統を次世代に繋いで行く使命感を静かに
語っていただきました。
涼しくなったとはいえ残暑を感じる日でしたが
和の庭を眺めながら一服のお茶を頂き、しばし幸福感に浸ることのできた一日でした。



MIWAGAMAⅡの外壁、只管に製材端材を積み上げた日のことが思い起こされます。

by rinken-style
| 2015-09-02 20:41
| 建築・家具・インテリア