2016年 05月 05日
旅の窓 |
沢木耕太郎は好きな作家の一人だ。
彼の書くノンフィクションは気の遠くなるような圧倒的な時間、且つ緻密な取材の裏打ちの上に成り立っていて
読む者をその世界に否応がなく引きずり込むのだ。
若い頃、旅人でもある彼の生き方に憧れもした。
いつしか忙しさに感けて本当の旅というものから遠ざかっている。
VISA誌に連載された旅に纏わる写真と文章がとてもいい。
硬骨でクールな彼らしく、淡々としたいたって簡潔な文が、それはそれで深く心に入り込んでくるのだ。
(鼻につくオーバーな比喩も修辞も見当たらない。)
巻末のあとがきがとてもそのことを物語っている。
心が挫けそうになったり砕けたりする時にこそ「旅の窓」は癒してくれるのだろう。
それは心の窓でもあるのだ・・・・と。

連休の終わりの夜。
少しはしゃぎ過ぎの自分を諌めながら本を捲っている。
彼の書くノンフィクションは気の遠くなるような圧倒的な時間、且つ緻密な取材の裏打ちの上に成り立っていて
読む者をその世界に否応がなく引きずり込むのだ。
若い頃、旅人でもある彼の生き方に憧れもした。
いつしか忙しさに感けて本当の旅というものから遠ざかっている。
VISA誌に連載された旅に纏わる写真と文章がとてもいい。
硬骨でクールな彼らしく、淡々としたいたって簡潔な文が、それはそれで深く心に入り込んでくるのだ。
(鼻につくオーバーな比喩も修辞も見当たらない。)
巻末のあとがきがとてもそのことを物語っている。
心が挫けそうになったり砕けたりする時にこそ「旅の窓」は癒してくれるのだろう。
それは心の窓でもあるのだ・・・・と。


連休の終わりの夜。
少しはしゃぎ過ぎの自分を諌めながら本を捲っている。
by rinken-style
| 2016-05-05 22:08
| 本・音楽・映画・アート