2018年 07月 17日
フォーリング・ウォーター 落水荘 |
アメリカも記録的な豪雨に見舞われ飛行機の遅延、道路の寸断で先行き不安な中、ピッツバーグの空港ホテルを早起きして迂回路を探しながらバスに揺られる事2時間、山の中の小径を歩いたその先に忽然と姿を現した。
大雨の影響で滝はゴーゴーと音を立てて流れ、その滝にせり出す独特の建物は何度も建築誌で見たそのものだった。
数々のフォーリング・ラブスキャンダルで失意のどん底だったライトがクライアントのカウフマンから「滝を眺める家」と言うリクエストに応えて設計したのがキャンチレバー構造で滝の上にせり出すと言う想像を絶する建築案だったのだ。
ライトの提案は滝と共生する、、、という事。
この作品を設計したのは69歳〜72歳、
恐るべしローリング アラ セブン!
この建築で注目されたライトは91歳没まで精力的な
建築活動を行ったのだ。
まさしくFLライトの起死回生の代表作なのだ。
続く。
by rinken-style
| 2018-07-17 14:09
| 建築・家具・インテリア