2019年 01月 15日
隠岐の塩辛 |
待ちに待った塩辛がどか〜ンと届いた。
イカの塩辛は地元愛スーパーキヌヤで新鮮な烏賊が手に入ると時々自分で作るのだけど、
どーしてもあの味にはならなかった。
イカのワタごと漬け込む、深くて潮の香りいっぱいの
オフクロの味である。
妻の母親が作るイカの塩辛が大好きだった。
毎年のように大量の塩辛を送ってくれていた。
亡くなってからその味に恋い焦がれながらも
口に入れる事は出来なくなっていた。
昨秋、隠岐の父の三回忌に出かけて夜酒宴の席で
オフクロさんの塩辛の話しを出した。
同行していた米子に住む義姉がその塩辛なら作れると言ってくれたのだった。
年も明け、その話を忘れかけた頃、大きな瓶に詰められた塩辛が
届いたのだった。
ガルテン畑にまだ残っていた柚を捥ぎ取り少しだけ絞って口に運んだ。
十数年前のあの懐かしい味が一気に口中に拡がった。
by rinken-style
| 2019-01-15 20:01
| 旅・食・酒