2019年 05月 13日
悲しい出来事 |
日曜日の午後、僕の住んでいる吉賀町内で

大きな火災が有りました。
七日市地区という、近くには小中学校や僕が授業を受け持っている吉賀高校、郵便局、商店などがある住宅密集地です。
折しも乾燥注意報が出ていて強い風が吹いていたことが被害を大きくして民家や倉庫、商店など計16棟が全半焼の大規模火災となりました。
その中に、23年前に設計施工させて頂いたお客様の家も
含まれていました。
建築士の資格を取り、勇んで設計作業に取り組んだ思い出多き建物です。
今日お見舞いにお伺いしたら未だ現場は消防や警察の現場検証の真っ最中で、それでも思い出の品が残っていないかと真っ黒な焼け跡を探し続けているご家族の姿がありました。
声をお掛けするのも憚れるような状況でしたが、それでもとお見舞いの言葉を絞り出すのがやっとでした。
好天に恵まれた休日の午後、瞬く間に火は平穏な日常を舐め尽くしあっという間に焦土と化してしまったのです。
刹那と理不尽の言葉が頭の中を巡ります。
高温の火の前でただ立ち尽くすだけで為すすべも無かったとの言葉に火災の恐ろしさを改めて実感しました。
これから後片付け等大変な作業が待ち受けています。
被災された方に謹んでお見舞い申し上げます。

by rinken-style
| 2019-05-13 20:46
| 雑記