2019年 10月 30日
栗の甘露煮で。 |
髪在月もあと二日、

思い立って仕事帰りに髪を切りに行った。
忙しくて中々散髪に行けなかった。
ボサボサの頭からいいアイデアなんぞ出てきやしない。
呑み仲間の天使の鋏でサッパリとしたら帰りしなに
呑み仲間の女将が作ったという栗の甘露煮を頂いたのだ。
包丁で皮を剥いた丁寧な仕事が瓶に詰められていた。
帰り道中のウインドウガラスの向こうに赤味を帯びて細く上弦の月が浮かんでいる。
柚子風呂にゆっくりと浸かってサッパリとしたあと、
甘露煮でウヰスキー
甘さを控えて煮られた栗のホクホクと、
五臓に沁みるウヰスキーがとても佳く合う。
音楽はマイルスのSomeday My Prince Will Come
「いつか王子様が」
今日の仕事と運転の疲れがすーっと和らげられる。

by rinken-style
| 2019-10-30 21:09
| 旅・食・酒