2020年 01月 25日
阿波の建築旅でホロッと来た。 |
四国の建築旅最終日は徳島グリーンバレー神山町に
向かった。
もっと早く来るべき土地だったのにこんなに遅くなってしまった。
川が流れ靄が山々に掛かる風景はどこかしら柿木村と同じように感じられた。
バスが町に着いて迎えてくれたのは海辺の町で別れて以来三ヶ月ぶりのランドスケープデザイナーの田瀬理夫さんと役場の担当の方、それに交じってつなぐ公社の赤尾さん、そしてそして大工の荒井君と大家君の二人。
懐かしい面々が出迎えてくれた。
数年前、働き方暮らし方研究家の西村佳哲さんが
リンケンの仕事を視察するため柿木村に神山町役場の方と一緒に彼らを連れて来てくれた。
何ヶ所かの改修現場を見て頂き、夜気儘庵でお酒を酌み交わしながら話す機会があった。
二人は同じ中学校の同級生だと言う。
どちらも親父さんと一緒に大工業を営んでいた。
荒井君は親父さんが倒れられ、これから大工をやって行く事にとても不安を抱えていた。
もしかしたら他の仕事に就こうかとも。
酒の勢いで、こんな小さな村でこんな小さなリンケンでも若い大工が頑張ってくれて何とか事業が繋げている、、、と言うようなハナシをした。
熱い想いがあれば必ず大丈夫だ!と
それから後ほど西村さんから神山町の町営住宅の仕事を彼らが受注したと言う便りを聞いて、その仕事ぶりを絶対に見たいと思っていたのだ。
町の山の木を使って町の大工が作る木の町営住宅。
自然エネルギーを使い、サスティナブルな建築。
町の工務店の勉強会でその機会が叶ってとてもも嬉しかった。
柿木村に来られた時にはあまり自信が無さそうな二人だったのに、今回町工の多数のメンバーの前で自信に溢れ誇らしく堂々と説明してくれる姿を見て思わずホロッときたりしたのだった。
西村さん、若い大工、びおソーラー、田瀬さんの仕事
全部が繋がっていてご縁って不思議だな〜と
思った旅でした。
by rinken-style
| 2020-01-25 19:33
| 旅・食・酒