2020年 06月 14日
居心地のよさを追い求めて。 |
時折り強い雨が窓を叩く日曜日の午後、

馥郁の香り漂う深煎りの珈琲を飲みながら
届いた建築家永田昌民さんの本「居心地のよさを追い求めて」をゆっくりと読みました。
住宅建築設計では孤高とも言えるアプローチで静謐で
上質な空間を作り続けた建築家永田さんの全てが
凝縮されています。
この本の中でも寄稿されている京都在住の建築家横内敏人さんのアトリエに行く機会があった時も永田さんと同行出来ました。
又、柿木村にもお越しいただき、拙作をご覧いただいた事も思い出大きな出来事でした。
あまり多くを語らずシャイな一面をお持ちでしたが、
缶ピースと痩身にステンカラーコートがとてもお似合いのスタイリストでもあったように思います。
(缶入りの両切りピースはとても佳い香りで、今でも養老孟司さんが愛飲されてます。)
さて、
居心地のよい空間って何だろう
奇を衒わず時間を見据えた穏やかで静謐な空間が設計出来ることを肝に銘じ永田さんのような建築を目指して来たつもりですが未だなお、到達点は遥か彼方です。

by rinken-style
| 2020-06-14 18:46
| 建築・家具・インテリア