2020年 09月 15日
ジャズ喫茶ベイシー読本 |
ジャズファンなら誰しも一度は耳にしたことがあると思われる東北一関のジャズ喫茶・ベイシーが開店50周年と言う事で「Stereo Sound」誌が特集号を発行している。
一度は聖地巡礼に訪れたいと思いながらもこれまで叶わずに来た。
死ぬまでには何としても訪ねたいと思っている。
店主の菅原昭二さんは50年の歳月を音作りの為のみに
費やしてきたといっても過言じゃない。
サングラス姿の風貌は強面で無愛想そうでとても軽く話しかけられるような感じではないけど、多くの著名な友人達は彼のことを気さくで優しい男だと誰もが言っている。
巻末のエッセイ「僕とジムランの酒とバラの日々」を読むとその辺りがとてもよく判る。
3.11や立ち退き移転など数々の試練を乗り越えて50年間と言う途方も無く永い時間をジャズ一筋に生きて来た人生は数多くの友人やコレクションの古いLPジャケット、愛機JBLから紡ぎ出す音色に助けられたのだろう。

ジャズ喫茶のマスターと言えば僕が初めてジャズの魔窟に嵌まり込んだ松江ウェザーリポートのモヒカン刈り長友マスターと、会社員時代毎晩のように聴きに行った
広島サテンドールhttps://rinken.exblog.jp/20459170/の無口な田宮マスターを思い出す。)
どちらも個性的なマスターだった。
(長友マスターはお亡くなりになった。田宮さんは病に倒られ残念ながら40年以上続いた店を閉じられリハビリに励まれているということだ。)
by rinken-style
| 2020-09-15 11:17
| 本・音楽・映画・アート