2020年 11月 16日
作家の贅沢すぎる時間 |
食に関する話を書くのは卑しいと頑なに拒んでいた無頼派の作家が満を持して?食エッセイを刊行していた。
今年の初め、大病を患って仏の境地になられたのだろうか。
北海道から九州まで作家が旅した街で出逢った店や人々とのあれやこれのハナシ。
75軒の店が登場している。
東京と京都の店が多いのは作家の酒浸りの日々がその地で多かったと言うことなのだろう。
作家は本で紹介すると途端に混んでしまい店や常連に迷惑が掛かるのではと危惧する。
そう言えば先般、酒雑誌に日本一の居酒屋と紹介された益田のT吾作は今予約の取れない店として大繁盛されている。
この前、愛知からの遠来の客人をお連れしようと電話を入れたらやんわりと断られたのだった。
Go to ナンチャラで千客万来なんだろう。
この時節お店が繁盛するのは目出度いハナシだけど、昔からのファンとしては気軽に美味しい料理と酒を呑みに行けないと言うのは確かに寂しいもんだね。
ほどほどに繁盛で永く続くお店が一番、、、
と作家は言ってるようだ。
by rinken-style
| 2020-11-16 19:51
| 本・音楽・映画・アート