2021年 01月 10日
クロスロード |
4日前の地元新聞誌上にノンフィクション作家沢木耕太郎さんの寄稿が掲載されていた。
沢木耕太郎さんは若い頃から好きな作家の一人です。
一昨年フィンランドを訪れた旅先でのある出来事からクロスロードについての逡巡が語られる。
人には選択を迫られる時がある。
人生最大の岐路が何だったのかについて作家は静かに語りだす。
三十数年前、思いもよらぬ沢木さんらしい誠実さを物語る岐路があったのだ。
自身の愚かさが逆に自身を救ってくれることがある。
人生においては。
さて、だ。
果たして自分は如何に生きてきたのだろう。
人生のクロスロードを誠実に選択して来たのだろうか。
文章を舐めるように読みながら自分自身のこれまでを
フラッシュバックしてみた。
愚かな人生ばかり歩んで来たとしか言いようが無い。
もう一度、さて、だ。
愚かさは本当に道を導いてくれるのだろうかね。
by rinken-style
| 2021-01-10 21:08
| 本・音楽・映画・アート