2007年 03月 03日
横内敏人さんのアトリエ |
京都の旅で横内敏人さんのアトリエとゲストハウスを訪問する機会を得ました。
横内さんは京都に居を構えながら、古都の「伝統」・数奇屋と「自然」をどう現代の建築に生かすかを追求されている建築家です。
僕と同世代の建築家で、以前建築誌で其の作品のいくつかを拝見してはいましたが、今回実際の建物を見ることが出来ると言うことでとても楽しみにしていました。
(中村外二工務店の手仕事を間近で見れるということも・・・)
東山の山裾、南禅寺の近く、哲学の道を登りきった山中に其の建物は忽然と姿を現しました。




なるほど、F・L・ライトの「落水荘」を髣髴させる不思議な佇まいの建物です。
横内さんは、日本贔屓のライトが(時空を超えて)この建物を見て感化されあの「落水荘」の設計に及んだ・・・というシチュエーションで設計した。・・・・と言ってます。モチロン、彼一流のウイットに富んだジョークなんですけどネ。物静かな哲人の風情の御人ですがこんなエスプリの効いた会話が出来るなんて、ウーン。いいですねー。
500坪の日本庭園と裏山の木々に囲まれたとてつもなく、うらやましい限りのロケーションです。
ガラス開口を多用した内部空間は、数年前同じくOMゼミナールで訪問することが出来た軽井沢の「吉村山荘」で覚えた、まるで森の中に包まれているような浮遊感を感じました。
と同時に野生味と緊張感が同居した洗練された空気を感じ取ることが出来ました。
自然石で造られた暖炉。煙突はガルバ小波でケーシング。唸ってしまいました。利休に通ずる数奇屋の精神ですね。

外にも石炉の痕跡が・・・(焚火学会員としては気になるところです。)
哲学の道の石畳。(石という素材に惹かれます。)


余韻に浸りながらの帰路、横内さん宅を後にする重鎮御3名。永田昌民先生、益子義弘先生、片山和俊先生の後姿。まさに哲人の風情ですね。
久々に心の琴線に触れる建物を見ることが出来たいい旅でした。
横内さんは京都に居を構えながら、古都の「伝統」・数奇屋と「自然」をどう現代の建築に生かすかを追求されている建築家です。
僕と同世代の建築家で、以前建築誌で其の作品のいくつかを拝見してはいましたが、今回実際の建物を見ることが出来ると言うことでとても楽しみにしていました。
(中村外二工務店の手仕事を間近で見れるということも・・・)
東山の山裾、南禅寺の近く、哲学の道を登りきった山中に其の建物は忽然と姿を現しました。





なるほど、F・L・ライトの「落水荘」を髣髴させる不思議な佇まいの建物です。
横内さんは、日本贔屓のライトが(時空を超えて)この建物を見て感化されあの「落水荘」の設計に及んだ・・・というシチュエーションで設計した。・・・・と言ってます。モチロン、彼一流のウイットに富んだジョークなんですけどネ。物静かな哲人の風情の御人ですがこんなエスプリの効いた会話が出来るなんて、ウーン。いいですねー。
500坪の日本庭園と裏山の木々に囲まれたとてつもなく、うらやましい限りのロケーションです。
ガラス開口を多用した内部空間は、数年前同じくOMゼミナールで訪問することが出来た軽井沢の「吉村山荘」で覚えた、まるで森の中に包まれているような浮遊感を感じました。
と同時に野生味と緊張感が同居した洗練された空気を感じ取ることが出来ました。
自然石で造られた暖炉。煙突はガルバ小波でケーシング。唸ってしまいました。利休に通ずる数奇屋の精神ですね。






久々に心の琴線に触れる建物を見ることが出来たいい旅でした。
by rinken-style
| 2007-03-03 10:33
| 建築・家具・インテリア