2007年 09月 10日
日出づる国のエコ工場 |

朝6時発、10時現地着、見学2時間、16時帰社というハードな旅は岡山県真庭市にある
銘建工業という集成材工場です。
以前より小池一三さんからその噂は常づね耳にしてはいたのですが、今回、天野礼子さんからも強い勧めがあり、中島社長じきじきのご案内で工場見学させていただくことが出来ました。
工場は想像していたよりとてつもなく大きく、市内に何箇所か分散してありました。
(大きすぎて拙い腕前の僕のカメラではその広大さを表しきれません。)
以前は北欧材中心のラミナ材を使っていたのですが近年は国産杉材も使うということで
日本の森林の救世主のような会社です。
今後、熊本と高知に新工場を建設されて本格的に国産材での生産に取り組まれるのです。
日本の山の再生がなるか注目される所以です。
(気になるのは伐採後の山の姿をどうするか。地域の大きな宿題だと思います。かつて南洋で犯した愚を繰り返してはいけません。サスティナブルのコトバの真価が問われるのです。)
もうひとつ特筆すべきは、製造過程で発生したカンナ屑や木の皮を利用してバイオマス発電を行い工場内の電力をすべてまかなうと共に電力会社や電気メーカーに売電を行っています。
更には副産物としてペレット製造を行いストーブやボイラーの燃料として供給されています。
会社内でエネルギーの循環が行われているのです。
こうした取り組みを中島社長は早くから実践されています。
ここ吉賀町でも地域資源としての木材の有効活用や、新エネルギーの利用策として温泉施設の熱源をバイオマスに転換することを考えています。
そのヒントを得ようとして今回の旅を思いついたわけです。
町産業課長のFさんや山の担当Hさんもお誘いしました。
これは現在、実証実験中のチップガス化バーナー装置。


by rinken-style
| 2007-09-10 17:40
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