2008年 10月 20日
みてまわる日々 |
このところ、各地を随分とあちこちしていろんな建物や気になるものを
観察してきた。
建築仲間のところにお邪魔したり、高名な建築家の作品を目の前にすると
ディティールや全貌を見逃すまいとデジカメをパチパチとやってしまう。
探究心旺盛といえば聞こえがいいがただの小賢しくて貧困な感性の
現れなのかもと恥ずかしくもある。
堀井和子さんの新刊、「みてまわる日々」(幻冬舎)である。

彼女も華奢な体つきに似合わず旺盛な好奇心と探究心を持ち合わせた方だ。
(精神がオトコマエだと思う。)
モレスキンのスケッチノートとカメラを片手に美術館、ギャラリー巡りに日本中、
フランスへと駆け巡る。
文中で彼女は言う。
「デジタルカメラで慌しく撮っていると、素直にじっと見つめていないことがあって
はっとする。・・・・ゆっくり見つめる時間が大切なのだ。」
「あとで見直したときに写真より下手なラフスケッチが役に立つ。自分がどこに
ぐっと魅かれたが簡素なラインに正直に出ているような気がする。書きなぐった
読みにくい字からもその時どきどきした感覚の記憶が戻ってくる。」
然りである。
観察してきた。
建築仲間のところにお邪魔したり、高名な建築家の作品を目の前にすると
ディティールや全貌を見逃すまいとデジカメをパチパチとやってしまう。
探究心旺盛といえば聞こえがいいがただの小賢しくて貧困な感性の
現れなのかもと恥ずかしくもある。
堀井和子さんの新刊、「みてまわる日々」(幻冬舎)である。


彼女も華奢な体つきに似合わず旺盛な好奇心と探究心を持ち合わせた方だ。
(精神がオトコマエだと思う。)
モレスキンのスケッチノートとカメラを片手に美術館、ギャラリー巡りに日本中、
フランスへと駆け巡る。
文中で彼女は言う。
「デジタルカメラで慌しく撮っていると、素直にじっと見つめていないことがあって
はっとする。・・・・ゆっくり見つめる時間が大切なのだ。」
「あとで見直したときに写真より下手なラフスケッチが役に立つ。自分がどこに
ぐっと魅かれたが簡素なラインに正直に出ているような気がする。書きなぐった
読みにくい字からもその時どきどきした感覚の記憶が戻ってくる。」
然りである。
by rinken-style
| 2008-10-20 08:51
| 本・音楽・映画・アート