マイルスくんが行く(マイルス社長のパラドックスな日々）

結婚しようよ

吉田拓郎の大ファンだったという佐々部清監督（半落ち・チルソクの夏）がメガホン取った
映画「結婚しようよ」が今週末より公開されるらしい。
１９７０年代、日本の音楽シーンを席捲したニューミュージックの
プリンスと謳われた吉田さんの名曲が全編流れるというので中年オヤジやオバ様の
タクローファンにとっては見逃せない映画じゃないかと思われます。

「僕の髪が肩まで伸びて～♪」で始まるこの曲で一体如何ほどのロン毛のお兄さんが
街に出没したことか・・・・。
かく言う僕もその一人でありました。
・・・・時は流れて、「僕の髪はデコまでハゲて～♪」と口ずさむようになってしまって・・・。

不毛の時代ですね。

ミーハーの僕としては映画見たくとも、やっぱり島根では公開の予定も無く・・・・。
見られた方からの感想、ゼヒお待ちしてますんで。

病に倒れて養生に専念されてる、中年オヤジの星・ローリング６０ｔｙｓの早い復帰を
祈ります。

目玉焼き

酒のつまみによく食すのが手軽なオイルサーディン缶です。

この季節は薪ストーブの天板に缶ごと載せて、にんにくを薄くスライスしたものを

加えて温めます。（ほんの少し醤油を垂らすと香ばしい。）

クセのあるアイリッシュシングルモルトにとても良く合います。

僕が大好物なのはサーディンを食べ終わった後の缶に卵を落として
作る目玉焼きです。サーディンの旨みの絡まったとても美味しい目玉焼き
が出来てもう一杯グラスが進みます。

若かりし頃よく出没していた出張先の岡山・ＢＡＲピノッキオのママさんに教えて貰った
粋な食べ方です。

木の公営住宅

公営住宅というとコンクリート造りだったり、無味乾燥なデザイン
のものを思い起こしますが柿木村に建築中のこの公営住宅は
デザインもさることながら全身「杉の木」を使ったエコロジー住宅です。
ロハスを捩ったロ・ハウスです。
外壁も内部の床や天井もたっぷりの杉の木が使われます。
高津川流域で採れたトレーサビリティ（履歴）のしっかりした乾燥木材を
使っているのです。
大量の木材は昨年立ち上がった「高津川流域乾燥材ネットワーク」で調達しました。

給湯設備はｴｺｷｭｰﾄ、オール電化、バスユニットもとてもシンプルで
お洒落です。

こんな公営住宅だと都会からＩターンしてきても快適に田舎生活が
出来るかも・・・・。
是非かきのき村にお越しください。

３月の完成で４月から入居募集が始まるということです。

ゆずっこ

今日も一段と冷え込んだ一日でした。
温度計は外気温０度から１度を行ったりきたり・・・

そんな雪景色のなかガルテン菜園の一角に植わっているゆずの木には
いまだ黄色の実がなってます。

桃栗三年、柿八年、柚子は九年でなりかねる・・・と言われますが
この寒空の下でも落ちずにジット我慢してる姿は愛おしいものがあります。

そんなこんなで・・・
僕と妻は我が家の末娘の名前を「柚（ユズ）」と名づけたのです。

小学生の間は一緒にお風呂に入ってくれてましたので
我が家は毎日「ゆず湯」だと喜んでいたんですけどね・・・・。

ふきまんぶく

温暖化とは言えここしばらくは寒い日が続いてるかきのき村です。

そんな寒い中、ふきのとうがもう採れました。

ふきのとうといえば田島征三さんの絵本「ふきまんぶく」を思い出します。

絵本とはいえ、泥絵の具で描くとても力強いタッチで独特の世界を彩る田島ワールドは

アクが強くて好き嫌いの分かれるところですが一時期ボクはとてもその絵本の世界に

ハマったことがあります。

雪の下で春の息吹を待ちながらじっと耐えるふきのとう。

田島さんのふきまんぶくとその力強さが心に残っていて

ボクと妻は生まれた上の娘の名前を「蕗」と名付けたのです。

ぺるそな

お世話になっている建築設計事務所のＳ先生から
一冊の写真集を戴いた。
（Ｆ－ＶＡＮさんの日々好日ブログでも取り上げられてます。）

先生の旧知の友人の写真家・鬼海弘雄さんのものだ。
２００３年発刊の第２３回土門拳賞、２００４年日本写真協会賞年度賞受賞作の
普及版として刊行されたもの。
１９７３年から１０年間に渡って浅草界隈で延々と撮り続けた市井の人々の
ポートレート写真集だ。
人物はもしかすると底辺をなす「普通」の人たちである。
なのにレンズを見つめる眼差しの底から身震いするような圧倒感と存在感を感じてしまうのだ。

昨年訪れた東北の土門記念館で感じたあの重量のある圧倒感と同じものだ。

人々は同じ日本人なのにどこかの異国の人たちの空気感さえ漂っている。

写真家が切り取ったモノクロームの世界が不思議な無言の力を放っている。

（この写真集も先日再生法を申請した草思社の発刊だ。
独特の視点の発刊物の多かった草思社も憂き目を見る出版界の疲弊振りに
この国の活字文化の行く末が案じられる。寺山修二は「書を捨てよ町へ出よう」と
言ったけど今は書を取り戻さなくちゃいけない時なのかも・・・・。）

ＢＡＳＥ ＶＡＬＬＥＹ （グラステントハウス・プロジェクト）

勉強会では勿論、ＢＡＳＥ　ＶＡＬＬＥＹも見学していただきました。
裏山と小川を望める広大なウッドデッキも完成していよいよ「基地」の体裁が整いました。

トレイルバイクが趣味のご夫婦のマシンがデッキに乗っかってます。
子供さんのバイクも・・・・。

外は頬を刺す様な寒さなのに一歩中に入るととても温かな空間が拡がります。

恐るべし！ｓａｎｂｕｉｃｈｉパッシブワールド！

パエリヤパンの並ぶキッチン

ｊ－ｓｔｙｌｅ勉強会でＯさんの家（光と風の舞う里山の家）にも再訪しました。

地元の木で造ったすっぴんの家は素晴らしいロケーションとあいまって
とてもすごし易く感じました。

ペレットストーブの置かれているリビングはご一家の団欒の光景が目に浮かぶようであり
ご主人の趣味の部屋となっている土間コーナーにはアウトドアの好きなご主人の
ﾛｰﾄﾞﾚｰｻｰ自転車やスキーの板がきれいに陳列してあります。

かもめ食堂を彷彿させるステンレス基調のシンプルなキッチンにはお料理の得意な
奥様の調理道具がきちんと並べられて、目を引くのは吊り下げられた大小のパエリアパンです。

パエリアが大好物の僕にとって溜飲の下がるキッチンスタイルです。
(兎にも角にも調理道具や調味料の類が整然と並んでいる様を見ると妙にコーフン
してしまうクセがあります。変？）

因みにスタイリストの伊藤まさこさんのキッチンがミニマムで僕は好きなんですけど。

いつも思うのは、どの台所にも人それぞれの哲学が表れていてとても楽しく
拝見させていただいてます。

外のサービスエリアにもガーデン用のツールが楽しく納められています。

そこかしこにＯさんの「暮らし」を楽しんでいらっしゃるご様子が窺えます。

Ｏさんのお宅にお邪魔するといつも元気を戴けるのはこのせいでしょうか。

薪ストーブの火の前で

ｊ－ｓｔｙｌｅ勉強会で昨年お引渡ししたＨさんち（トトロの森の家）
を見学させていただきました。
　
トトロの森のような静寂の中に建つ平屋つくりの木の家は
陽の沈む前の仄かな明かりの中にシックイの白い模様が浮かび上がって
とても綺麗でした。

家の中に一歩入ると、電球のあったかい色が迎えてくれて
土間キッチンの薪ストーブにも火が入れられていて
とても温かな空間に身を委ねました。

こざっぱりと片付けられた部屋のあちらこちらに趣味のいい小物が
自然に納まっていて、このまま火を見つめながらゆっくりと
お邪魔していたいような誘惑に駆られたのです。

勉強会

全国の工務店仲間（７人のサムライ）が「切磋琢磨」を合言葉に

毎月集まって勉強会をおこなっています。

新春場所はしまね場所。　（因みに前回は千葉場所でした。）

リンケンスタイルの家を見学して批評もらったり、

今回の目玉はＷＥＢの勉強会。

メンバーの熱い議論で会場となった欅ガルテンも

薪ストーブの温もりと相まって熱気ムンムンです。

どうしたらこの小さな田舎から魅力的な

情報が発信できるのか・・・・。

次の世代に残す家。地域に残すべき家作りとはなにか？を

考えながらの熱い２日間でした。